さようなら...松方さん

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また大好きな俳優さんが逝ってしまった。
松方弘樹さん...『結婚しようよ』『三本木農業高校、馬術部』の2作品でご一緒した。もし昨年2月の急病がなければ『八重子のハミング』でご一緒することになっていた。3月の撮影に合わせてスケジュールも調整していただいていた。撮影まで1ヶ月を切ったところでの急病だった。自分の中で考えられる〝全国区〟の代役は井上順さんしか思い浮かばず、順さんにはご無理をお願いして助けていただいた。
僕は必ず〝本読み〟という作業をするのですが、基本的に映画は〝本読み〟がない。石原プロで渡哲也さん主演ドラマの時も〝本読み〟をやらせたいただいたが、故・小林専務からも「長い石原プロの歴史で初めての経験だ」...なんて、皮肉られたりもしました。
『結婚しようよ』の撮影時、松方さんに〝本読み〟をお願いするのに恐る恐るだったのですが、気持ちよく参加してくださり、「監督、このシステムはいいよ。自分のプロデュース作品にも使わせてもらうよ」そんな風に言ってもらえたことをよく覚えています。2時間くらい掛かる〝本読み〟で松方さんの出番は後半の40分くらいでしたから。。。撮影時には東映時代の時代劇などの裏話をたくさん聞かせていただいた。大友柳太郎さんのお話などは抱腹絶倒でした。そして、僕の大好きな「仁義なき戦い」のお話も。。打ち上げにも駆けつけてくださり「佐々部組のレギュラーになりたい!」とお世辞でも嬉しいメッセージを頂戴しました。『八重子のハミング』撮影時には、高橋洋子さんから「北陸代理戦争」の話をたくさん聞かせてもらいました。
『三本木農業高校、馬術部』撮影時には、10代の若手たちにいろんな話をしてくださいました。また「季節を追っての一年掛かりの撮影は芸能生活40数年で初めてだ」と楽しそうにお話してくださり、主演の文音には「デビュー作でこんなに丁寧な作品は幸せだな」と諭してくださいました。僕の作品では常に優しい好々爺でいてくださいました。
謹んで追悼の意を表します。。。合掌。
sasabe3.jpgもう一度、大好きな「仁義なき戦い」シリーズ、「県警対組織暴力」「北陸代理戦争」等、しっかりと観直して、松方弘樹さんを焼き付けようと思います。

やっと暮れから書き始めた脚本が一応エンドマークまでたどり着いて、落ち着きました。シナリオハンティングさえしないままのスタートだったので、順序は逆ですが、今月末にフラフラと舞台として書いた場所を廻ってこようと思います。

今週末は京都で久しぶりのワークショップ。今回は芝居を語ってみようと、新しい試み。来月には東京でワークショップをやることになっています。

『ゾウを撫でる』(渋谷シネパレス)は折り返しです。残念ながら上映回数が減らされていますが、この機会に是非ご覧いただけると幸甚です。
WOWOW『本日は、お日柄もよく』こちらも第2話がOA中で、全4話の折り返し。もう無料放送ではありませんが、観られる環境の方、よろしくお願い致します。