負けない...完成披露試写会②

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今日は8月6日。
萩の宿のテレビで、NHKの中継を観ながら祈りを捧げました。
僕にとっては『夕凪の街 桜の国』の日です。今年もまたどこかで誰かが観てくれているだろうか。そうそう、11日(木)は新文芸坐で上映されます。
yuunagi-sakura.jpg9日間に渡る山口県内での完成披露試写会を終え、自宅に戻りました。

7/29@下関、7/30@周南、8/1@宇部での試写会で、ある程度の手応えは感じていて、最後の8/5@萩でよい感触を得られれば最高のツアーになるなぁ...なんて、少し休めた間に野村Pや西村Pと話していました。升毅さん、安倍萌生さん、お疲れさまでした。

8/4、野村Pと萩に入って上映のチェック。これまでの試写はブルーレイだったけど、萩はいよいよDCP上映。映像も音響も完璧に近いかたちでお送り出来る。ワクワクしてスクリーンに向かいました。ところが、廻し始めてわずか2分で止めました。何とも色調がおかしい、さらに全体が暗い。前3会場の試写より酷い。市民シアターなのでこの映写機の調整を出来る人がいない。焦りました。この地でのお披露目はこの映像では出来ません。福岡の業者さんに連絡を取ってもらい、翌日に来てもらうことに。5日の上映開始1時間前に調整が終わりました。インタビューなどを受けながらのチェックに肝を冷やしました。
CpFrrUGVYAIBWSI.jpgさてさて、補助席を入れての上映がスタート。
じっと食い入るようにスクリーンに向かってくれています。後半からはハンカチを取り出す人が増えて、あちこちで涙を拭う方がいるはず。。。下関、周南、宇部ではそうでした。なのに、萩の劇場は少しようすが違います。とにかく、皆さんはじっとスクリーンに向き合ったまま、冷房が小さくて暑いせいもあるのかなぁって観ていましたが、熱みたいなものが客席から発していて、でもずっと静寂が続いているのです。僕は「受け入れてもらえていないのかなぁ...このあとの懇親パーティは針のむしろかな...」なんて考えていました。そのままクレジットが終わった、その瞬間に大きな拍手が湧きました。その拍手はどの会場よりも早くて大きな拍手でした。
不安気に舞台挨拶に立ちました。よく見るとたくさんのご婦人方が涙を拭っています。ホッとしながらも挨拶を済ませて、怖々と懇親会に参加しました。
いろんな方とお話してわかったこと。
萩の観客のほとんどは、原作者の陽信孝さんを知っている、さらには故・八重子さんも知っている。そして、原作も読んでいる。さらにさらに、陽さんはお元気で今も生活されている。。。
升毅さんと高橋洋子さんをシークエンスごとに陽さんと八重子さんに変換しながら観ていたようなのです。皆さん、もう一度劇場で冷静に観たいと仰有っていました。
饒舌に僕に語ってくれるのを聞いていて、やっとホッとしました。
CpGnLaLUEAA5alp.jpg萩に関しては、野村市長をはじめとして、ここに名前を書ききれないくらい多くの方に応援をいただいています。もちろん、これから公開までの3ヶ月もさらに、、、です。
この1年半、本当にお世話になりました。そして公開までよろしくお願いします。
リオ五輪、開会式の日本選手団入場を観て、萩の宿をあとにしました。

4つの会場でかなりの方々に言われたこと。
観客「どうしてこの映画をシネコンで上映できないの? 子どもの映画ばっかりで...」
僕「観客が求めていても、映画会社が求めていないんですよねぇ」
観客「へえ、そうなんですか...」
僕「はい。だから〝自主的映画〟を作ったンです」
観客「大きな映画に負けないでね」
僕「はい。負けません。県内公開時にはNo.1ヒットにします」

大風呂敷を広げてきました。
応援をよろしくお願い致します。