9.11...17年目。

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

2001年9月11日。
スペシャルドラマ「君ならできる」の撮影中だった。高橋尚子さんと小出監督の物語。僕の最後の助監督としての仕事だった。この夜は東京でのロケを終え、翌12日から一人だけ先行してコロラド州ボルダーに向かうことになっていたので、帰宅して旅の準備をしていた。そんな時、テレビのニュース番組に映し出されたのがニューヨークの朝の同時多発テロ、あの痛ましい映像だった。
11S.pngボルダーロケを諦めて、すべてのシーンを北海道に振り返る作業を3日ほどで済ませ、何とかクランクアップもOAも予定通りに終えることが出来た。どうしても高橋尚子選手がベルリンマラソンで世界記録を出す前にOAしたいということだった。何とか「北の国から」などで地の利のある北海道で場所を決めていった。中には飛び込みでお借りしたウッドハウスが、作家の佐々木譲さんのお宅だったりとてんてこ舞いの1週間だった。
果たして、9月27日にOAし、9月30日に高橋尚子さんはベルリンを世界記録で優勝した。奇跡のような撮影だった。ボルダーのロケハンではご本人にお会いした、有森裕子さんも、シドニーに死闘を演じたリディア・シモンにも。。。この時期になるといつも思い出す。
そうだ、この作品のロケ中にNHKのサンダンス・インスティテュートに応募してあった「チルソクの夏」の脚本の最終審査の面接があった。その面接で落選したのだが、1次審査に当たった若いプロデューサーから映画化を目指しましょうって連絡を貰った。最終面接で酷い罵倒を浴びせた某監督へのコンチクショウって想いもあって、必ず映画化して世に出そうと決意した。その若いプロデューサーが今もシネムーブで共に作品を創っている臼井プロデューサーだ。翌2002年、「チルソクの夏」は動き出したのだった。